美ら海水族館でジンベエザメ・熱帯魚・海を満喫!

本島北部

沖縄観光で絶対にハズせないのが、沖縄本島北部に位置し、海洋博公園内にある「沖縄美ら海水族館」(おきなわ ちゅらうみ すいぞくかん)です。世界最大級の水槽「黒潮の海」には、ジンベエザメ、マンタ、熱帯魚などの魚たちが出迎えてくれます。

美ら海水族館はこんなところ

美ら海水族館は、日本の水族館の中で、最も入場者数が多く、年間約378万人もの人が訪れています。日本の水族館入場者数ランキングでは、毎年ダントツの1位を獲得しています。2位の海遊館(大阪)に比べて、アクセスは飛行機を使わないと行くことができないのに、それでも1位を獲得するのは、すごい集客率になります。

規模の大きさ等、比較されることの多い「海遊館」(大阪)も、美ら海同様に素晴らしく、甲乙つけがたいのですが、美ら海水族館は水槽の深さと横幅が更に大きく、また観賞スペースも広い(奥行きがある)ため、光景がパッと目に入ってきた途端、「おぉーっ、ダイナミック!」といった印象を受けます。

「沖縄美ら海水族館」の「美ら(ちゅら)」は沖縄では「美しい」という意味です。沖縄の美しい海、気持ちよく泳ぐジンベエザメ&オキナワの魚たち、多種多彩なサンゴ、光のない宇宙のような深海の世界を、ここ美ら海水族館で一度に堪能することができます。

美ら海水族館と言えば、ジンべんザメを連想しますね。ジンベエザメは大変臆病で、環境の変化にも弱いことから、飼育は大変難しいといわれています。美ら海水族館では、そのジンベイザメの “複数飼育” を世界で初めて実現しました。

おすすめポイントはコレ!

1. 沖縄本島北西部の本部半島に位置するため、恩納村や名護周辺のリゾートエリアに滞在している人にとっては、大変アクセスしやすい場所に位置しています。また、沖縄自動車道(高速道路)も名護市の「許田インターチェンジ」まで伸びでいるので、那覇や読谷村に滞在の方も、スムーズに行くことができます。

2. 沖縄に来たら美しい海を堪能したい、でもダイビングするにはちょっと自信がないという方でも、スケールが大きくて開放感がある美ら海水族館なら、ダイビングと同じ世界を味わうことができます。

3. 屋内施設が充実しているため、雨が降ってマリンスポーツができなかった場合や、冬の寒い時期など、天候を気にすることなく海の世界が楽しめます。

4. ベビーカーの無料の貸し出しや授乳室の設置があるので、赤ちゃんも一緒に安心して観光できます。おじいちゃん・おばあちゃんも含め、3世代みんなが沖縄の海の世界を楽しめる配慮がなされています。

沖縄美ら海水族館の魅力を徹底解説

沖縄美ら海水族館は4階立てになっていて、4階が入口で3(入館入口)→2→1階(出口)の順となります。各階にはテーマを設定しています。階を変わるごとに「新たな海の旅」を楽しめます。

4階

テーマは「大海への誘い」

入口(4階)には、巨大なジンベエザメのモニュメントが出迎えてくれます。モニュメントの後ろに「沖縄美ら海水族館」と書かれた壁があるので、ここで写真を撮るのがオススメです。

その先には、「海人門(ウミンチュゲート)」があります。ここから見える海の青さ、海風が吹く潮の香りは格別です。

また、館内の「サンゴの海」と「熱帯魚の海」の水槽を上から見ることができます。サンゴの美しさ、かわいい熱帯魚たちが入館前から楽しめますよ。テーマの通り沖縄の美しい海へと誘われます。

それでは、ウミンチュゲートのエレベーターを降りて3階の入館入口へと向かいます。

3階(入館入口)

テーマは「サンゴ礁への旅」

入場すると目の前には「タッチプール」があります。タッチプールは、浅瀬に棲む生き物たちに直接触れることができるミニプールです。

約20種類の ヒトデ や ナマコ に直接タッチできます。お子さん達は、コチラで大興奮すること間違いナシです!

ここから少し歩くと、「サンゴの海」「熱帯魚の海」の水槽が見えてきます。水槽に屋根がないため、太陽の光が直接入る構造になっています。

約70種類のサンゴたちが太陽の光を浴びて美しい姿を魅せてくれます。そして、色鮮やかな熱帯魚たちが気持ちよく泳いでいます。

2階

テーマは「黒潮への旅」

「美ら海シアター」では沖縄の海の沿岸から外洋の映像をハイビジョンで見ることができます。

「サメ博士の部屋」は絶滅した古代ザメ「メガドン」のあごの復元模型やホホジロザメの胎仔の標本、サメやエイの皮の標本が展示してあります。サメやエイの皮の標本には直接触ることができます。

そして、沖縄美ら海水族館の一番の目玉でもある世界最大級の水槽「黒潮の海」が見えてきます。約70種類の色鮮やかな回遊魚たちが泳いでいます。中でも巨大なジンベイザメ、ナンヨウマンタたちの姿には圧巻されます。

大水槽を正面から見ることができる専用席が56席あります。ぜひここから眺めてくださいね。ダイナミックな海の世界が広がっています。この水槽がすごく大きいんです。その大きさからか、「まるで自分が海の中にいるんじゃないか!?」と一瞬錯覚してしまいそうになります。

また大水槽前で1日5回水槽の解説を聞くことができます。解説を聞いて「未だに謎の多いジンベイザメたち」の事をもっと知ってみたいですね。

そして絶対に見てほしいのは、ジンベイザメの給餌(エサやり)です。1日2回(15時と17時)に行います。ジンベイザメの餌はプランクトンやオキアミやサクラエビなどですが、体を縦(垂直に近い姿)にして餌と海水を一緒に口の中に吸い込んで食べます。ダイナミックに吸い込む姿と、その時に出る音も聞いてください。圧巻されます。「沖縄美ら海水族館」の一番の見せ場だと思います。

1階

テーマは「深海への旅」

沖縄の海の深海の世界が再現されています。個水槽には、光が届かないところで生息している深海生物を見ることができます。

海のプラネタリウムでは、紫や青に光るサンゴや光る魚たちを見ることができます。深海の世界では発光する生き物は珍しくないそうです。自然に光るサンゴや魚たちはとても美しい姿です。

レストラン・カフェ

「レストラン・イノー」

水族館建物の4階にありますが、館内に入館しないで入店できる設計になっています。明るく広い店内で、レストランの窓からは、青く輝く東シナ海&沖に浮かぶ伊江島が見え、最高の景色を楽しめます。

沖縄の食材を使ったモーニング、ランチブュッフェなどがお値打ちな値段で楽しめます。すでに水族館に入館されている方は、手に再入館スタンプを押してもらえば再入館が可能です。

水族館でたくさん遊んでお腹がすいた方、がっつり食べたい方にもお勧めです。

カフェ「オーシャンブルー」水族館館内

巨大水槽「黒潮の海」を眺めながら、パスタなどの軽食、スイーツ、飲み物が楽しめます。

水族館で歩き疲れてちょっと休憩したい方、軽く食べたい方、このカフェだけ見ることができる水槽の姿を楽しみたい方におすすめです。

おみやげ情報

ショップ「ブルーマンタ」

お子さんたちも大好きな「海の生き物たちのぬいぐるみ」が沢山販売されています。水族館で感動した魚たちをお土産として欲しくなって・・・といきたいところですが、そういうわけにもいきませんので、ジンベエザメやナンヨウマンタ、色美しい熱帯魚たちのぬいぐるみを買っていくのもいいですね。ぬいぐるみと一緒におうちへ帰れば、お子さんたちも きっと大喜びです。

その他にも、Tシャツやキーホルダーなどのオリジナル商品もたくさん並んでいます。ジンベエザメのTシャツはとてもかわいくて、子供に着せたくなります。

沖縄美ら海水族館 のガイドブックも販売されています。高画質の写真と分かりやすい解説で構成されています。これを読めば、自宅に帰っても水族館の美しい海が甦ります。

名物の「ちんすこう」や定番の「紅芋タルト」など、沖縄を代表するお菓子も置いてありますが、美ら海水族館オリジナルのお菓子もたくさん販売されていますので、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

お土産の宅配サービスあり

お土産の宅配サービスもやっていますので、一杯購入されたい場合は利用してみるのもいいですね。。サイズ・重さ関係なし、日本国内 一律1,200円です。
対象の店舗は、沖縄美ら海水族館内のショップ「ブルーマンタ」の他、海洋博公園のショップ「やんばるの杜」、オキちゃんショップ、ギフトショップ「南国」、「ビーチ売店」(4月~10月のみ)の5店舗です。

水族館 周辺情報

以上は、水族館内(有料エリア)のお話が中心でしたが、館外の施設(無料エリア)も充実しています。もし時間がある方は、以下の施設にも立ち寄ってみましょう!

オキちゃん劇場のイルカショー

沖縄美ら海水族館の出口から徒歩5分のところにある、オキゴンドウ、ミナミバンドウイルカの楽しいショーです。無料で楽しめます。空高く飛ぶイルカの姿に感動し癒されます。

イルカラグーン

「オキちゃん劇場のイルカショー」で実施されていて、ここも無料です。イルカを間近で見ることができ「イルカ観察会」「イルカふれあい体験」もあります。イルカのこともっと知りたい、近くで観察したい人は必見です。

ウミガメ館

同じく沖縄美ら海水族館の出口から徒歩5分のところにあるウミガメ館ではタイマイ、アカウミガメ、アオウミガメ、ヒョウミガメ、クロウミガメが飼育されていて、かわいく泳ぐ姿を見ることができます。

また、普段見ることができない産卵用の砂場もあり、ウミガメの神秘の世界が広がっています
ここも無料で入れます。

マナティー館

同じく沖縄美ら海水族館の出口から徒歩5分のところにあるマナティー館。マナティーといえば人魚伝説のモデルとなったことで有名ですね。

現在絶滅の危機にあるマナティーが泳ぐ姿や、餌を食べる姿はとてもかわいいです。
ここも無料で観覧できます。人魚伝説の世界へ出かけてみましょう。

 

入館料金

入館料金は以下のとおりです。正規の入館料は、大人が 2,180円です。大阪の海遊館が 2,700円、愛知の名古屋港水族館が 2,030円ですので、他の施設と比較してもそんなに高くないといえますね。

通常料金
大人(一般) 2,180円
高校生 1,440円
小・中学生 710円
6歳未満  無料

年間パスポート年2回以上 来館する方におすすめ)
大人 4,360円
高校生 2,880円
小・中学生 1,420円
6歳未満 無料

20人以上の団体での利用は、団体割引があります。

営業時間

通常期 10月~2月 8:30~18:30
夏期 3月~9月 8;30~20:00
休館日 12月の 第1水曜日 と その翌日の木曜日

夏のイベント「美ら海ナイトアクアリウム」開催

8月1日から9月1日まで、営業時間を午後9時まで延長(最終入館時刻時は、午後8時まで)して「美ら海ナイトアクアリウム」が開催されます。

夜ならではの照明や演出で、魚たち(眠っている姿がみれるかも)を見ることができます。
昼間の賑やかな水族館のイメージから一転、幻想的な夜の海を感じさせてくれます。

巨大水槽「黒潮の海」の前には、ソファとクッションが置かれていて、やわらかいソファに座ってジンベイザメたちを眺めることができます。また、疲れたらゴロッと寝転んで見ることもできるので、ゆったりと鑑賞が楽しめます。

また、土、日、祝日には、バイオリンやサックス演奏があります。うれしい演出ですね。
4時からチケットで入館すれば、入館料が安くなりますし、昼間の混雑もなく、少し静かな水族館で、ゆっくり楽しむのは、おすすめです。 夏休みならではのうれしい企画ですね。

アクセス&駐車場情報

車(レンタカー等)

高速道路利用の場合 那覇空港から約2時間
一般道利用の場合 那覇空港から約2時間50分

バス

那覇空港からの直行バス 約3時間(高速バス利用の場合)
終点は記念公園バス停、水族館入口までは徒歩10分です。1日32便あり、とても便利です。

駐車場について

駐車場は無料です。海洋博公園は広大な敷地のため、水族館の入場口近くの駐車場に停めることをお勧めします。
観光バスの場合は、水族館の近くで降ろしてくれますが、レンタカー(自家用車)の場合は、北ゲート(P7立体駐車場)または北ゲート前駐車場(P6)に駐車しましょう。

沖縄観光のNO.1スポットである「美ら海水族館」では、幻想的な海のさかなたちをいろんな角度から見ることができます。ぜひ海の美しさを体感してみて下さい。