川平湾は、石垣島の北西部に位置する観光地です。川平湾の美しさは、石垣島、いや世界中の海と比較しても 群を抜いています。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも「三ツ星」の評価を獲得しています。
「真っ白な砂浜」、「エメラルドグリーンに輝く海」、「海に浮かぶグラスボート」、「緑鮮やかな小島&山並み」・・・。本ページでは、そんな「美しい川平湾」について深掘りしていきたいと思います。
川平湾がキレイな理由
川平湾の美しさには、現地を訪れた誰もが感動することと思います。なぜこんなにキレイなのかを少し探ってみたいと思います。
キレイ ①
まず、海水自体がほとんど汚染されていないことが挙げられます。石垣島の海は基本的にどこもキレイなのですが、川平湾は人口の少ない “島の北側エリア” に位置しているため、生活排水などの影響を受けにくくなっています。
キレイ ②
また、川平湾は(波は穏やかですが)見た目以上に “潮の流れ” がきつく、外海の澄んだ海水が絶えず流れ込んできていますので、高い透明度が維持されているようです。ちなみに、川平湾はその潮の流れの速さから、「遊泳禁止」となっています。泳いでいる人が誰もいないのは、こういうことだったんですね。
キレイ ③
そして、川平湾は真っ白な砂浜に覆われているという点も、海の透明度を高めている理由と考えられます。砂が白ければ白いほど、海の色は明るい色になります。海の白砂は、サンゴの死骸が数万年かけて砂になったものですが、川平湾は比較的浅い入り江になっていて、波も穏やかですので、サンゴが生育しやすい環境が整っていたことが推察できます。サンゴがいっぱい育ってきてくれたおかげで、眩しいくらいの白い砂浜が広がっています。
このように、川平湾は、様々な要素が複雑に絡み合って、息を呑むほどの美しい姿になっています。
展望台からの景色は絶景!
クラスボート乗り場のすぐ近くに「川平湾展望台」があります。展望台からの景色は、海、空、観光ボート のすべてがミックスされて、まるで『芸術作品』のような、息を呑むほどの美しさを味わえます。
高台から眺めると「海の色のグラデーション」を より鮮明に見ることができます。「太陽の光の度合い」「潮の満ち引き」「深さ」など、季節・天候・時間帯によって「透明、ライトスカイブルー、エメラルドグリーン、コバルトブルー・・・」といった具合に色がきれいに変化しているのを確認できます。
川平湾に来たら、是非展望台にも行ってみることをオススメします。ちなみに、この海の美しさを「川平湾ブルー」と呼んでいる方もいらっしゃいます。川平湾ブルー、サイコーです!
グラスボートは現地で申込可能
川平湾では、グラスボートに乗って海中のお魚たちを観察をしたり、水上の景色を楽しんだりすることができます。
川平湾で グラスボート遊覧 を運営している会社は、「川平マリンサービス」と「まりんはうす ぐるくん」と「青いさんご礁」の3社です。3社とも評判は良いので、船の運航状況や料金など、お好みでチョイスするといいですね。
川平マリンサービス
- 料金
大人 1,030円、小人 (6~11歳)520円、幼児(未就学児童)無料。身障者/療育手帳割引あり。 - 出航時刻
9:00~17:00(15分間隔で運航) - 定休日
なし(年中無休。ただし気象条件により中止する場合あり) - URL
川平マリンサービス
まりんはうす ぐるくん
- 料金
大人 1,030円、小人(6~11歳)520円、幼児(未就学児童)の1人目は無料、2人目は小人料金。ネット事前割引あり(大人830円、小人420円)。 - 出航時刻
9:00~17:00(15分間隔で運航) - 定休日
なし(年中無休。ただし気象条件により中止する場合あり) - URL
まりんはうす ぐるくん
青いさんご礁
1.料金
大人1000円 、小人500円(幼児無料)
2.電話番号
0980-88-2639
3.URL
青いさんご礁
その他の楽しみ方
また、上述の まりんはうす ぐるくん では、無人島渡し(向こう岸の島へ渡るツアー)、マンタクルージング、カヌーレンタル、釣り船チャーターなども実施しています。時間とお金に余裕がある方は、チャレンジしてみるのもいいですね。
川平湾は遊泳禁止
なお、冒頭にも少し書きましたが、川平湾は潮の流れが速いため、遊泳禁止となっています。石垣島北部のきれいな海で泳ぎたい場合は、陸地を挟んで真西の位置にある「底地ビーチ」(すくじビーチ)に行かれるといいですね(下の地図の左側に位置)。
底地ビーチは、川平湾から車で10分ほどで到着します。遠浅の穏やかなビーチです。トイレ、シャワー、無料駐車場があるほか、観光シーズンには ハブクラゲ用の防護ネット も設置されますので、安心して遊べます。
アクセス(行き方)
レンタカーでの行き方
川平湾へ行くには、レンタカーで行くのが一番便利です。新石垣空港から行く場合、① 県道211号線と県道79号線で行くルート(島中央部を走るルート)や、② 県道209号線や87号線を通るルート(島北部を回るルート)などがおすすめです。どちらのルートも、所要時間は 40~50分 程度 です。
駐車場は、無料駐車場と有料駐車場があります。グラスボート運営2社のオフィス向かいに無料駐車場がありますが、台数に限りがあります。混雑時は、近くの有料駐車場(300円)に駐車できます。
バスでの行き方
石垣島のバスは、「東運輸」が運行しています。空港からバスで行く方法は、2通りあります(バス路線 案内)。
一つ目は、「米原キャンプ場線」のバスに乗る方法です。石垣空港から 12:00発 と 15:00発 の2本が出ています。降車するバス停は「川平公園」で所要時間は43分です。ただし、既述のとおり、1日2本しか運行していません。
もう一つは、空港から「空港線」(系統4、系統10)のバスに乗って、一旦「バスターミナル」まで行き、そこで 川平公園 行きのバスに乗り換えていく方法です。こちらのルートの方が、本数が多く、現実的な方法といえます。また、”市街地から出発する場合” も利用できるルートです。
空港線は、系統4 または 10 のどちらかのバスが15分おきに出ていますので、バスターミナルまではすんなり行けます(系統10は、市街地のホテル街を通るルート)。バスターミナルから川平公園まで行くバスは、幾つかあります。「川平リゾート線(1日6本、所要51分)」「西回伊原間線(1日1本、所要38分)」などが便利です。なお、「西回一周線」は、午後3時以降の出発ですので、川平湾の観光タイムには適していません。