小浜島への行き方(アクセス)

石垣島・八重山諸島

本ページでは、小浜島への行き方(アクセス)について解説しました。高速船(旅客船)🚢 のチケット購入のコツ、運賃、割引額などの情報に加え、石垣空港(石垣市内)から離島ターミナルまでの交通手段についてもご紹介いたします。

石垣島が出発点です

小浜島は、石垣島を中心に 12の有人島(&その他の無人島)で構成される「八重山列島」(八重山諸島)に属しています。八重山列島の中では6番目に大きな島です。石垣島から近いですし、巨大ホテルもあるので、行かれる方もかなりいらっしゃると思います。

本ページでは、まず最初に 石垣空港(あるいは石垣の市街地)から 石垣港(離島ターミナル)まで行く方法について解説しました。どのバス(路線、会社)に乗ればいいのか、タクシーだと料金や時間はどれくらいかかるのかなど、詳しくご案内しています。

次に、「石垣港(離島ターミナル)」から「小浜港」(小浜島)までの行き方についてご案内しています。運航会社、チケットの料金、運航間隔、所要時間などを記載しました。

「東京や大阪などから石垣空港に到着し、そのまま小浜島へ直行される方」や、「一旦石垣島に滞在してから小浜島へ行かれる方」など、まちまちだと思われますので、両方に対応できるように解説しています。ご参考になれば幸いです。

石垣空港(島内市街地)から石垣港離島ターミナルまでの行き方

石垣空港や島内ホテルから 離島ターミナルまでのアクセスは、島内のバスを利用するのが断然便利でお得です。

空港⇔離島ターミナルの区間は、地元の「東運輸(あずまうんゆ)と「カリー観光(本社:豊見城市)2社が路線バスを運行しています。

以下に、両社の特徴をまとめました。空港への到着時間、料金、途中下車など、条件がうまく合う方をチョイスできるといいですね。

東運輸の路線バスを利用

島内で路線バスを運営する 東運輸(あずまうんゆ)は、石垣島全域をカバーする「老舗のバス会社」です。空港からのアクセスはもちろん、島内ホテルから離島ターミナルへ行くのにも便利ですので、ガッチリとチェックしておきたいですね。

空港から離島ターミナルまで行くには、空港線の「系統4」と「系統10」の2路線があります。両系統は、約30分間隔で運行していて、15分おきにどちらかの系統バスが 石垣空港を発車 しています。料金は、大人 片道 540円、小人 270円です(系統4、10 ともに同額)。

なお、石垣空港から発車するバスなどで「空港往復チケット」を1,000円(小人500円)で販売しています(離島ターミナル、バスターミナルまでの往復割引チケット)。往復乗車券をご希望の方は、乗車時に乗務員さん(運転士さん)に問い合わせてみてください。

空港⇔離島ターミナル間の運賃(東運輸)
空港線 (4系統&10系統) 片道料金 空港往復チケット
大人料金 (中学生~) 540円 1,000円
小人料金 (小学生) 270円 500円
バス時刻表(東運輸)

なお、離島ターミナル以外にも立ち寄るなど、東運輸の “島内路線バス を色々活用したい場合” は、同額の1,000円(小人500円)で「1日乗車券」を販売しています。

また、5日間フリーパスも販売しています(大人2,000円、小人1,000円)。これらについても バスの乗務員さんが車内で販売してくれます。

4系統、10系統の所要時間について(東運輸)

系統4は、島民の住宅地や市街地を通るルートで、「空港 ⇔ 港」間の所要時間は 約32分 です。系統10は、ANAインターコンチネンタルなどのホテルエリアを通るルートで、「空港 ⇔ 港」間の所要時間は 約38分 です。

カリー観光の直行バスを利用

石垣空港から離島ターミナル(高速船 乗り場)まで行く場合の「もうひとつの選択肢」として、「カリー観光の直行バス」(ノンストップのシャトルバス)があります。1日 21往復 運行しています(2015年より営業開始)

直行バス運賃(カリー観光)
石垣路線 (直行バス) 片道料金 往復料金
大人料金 (中学生~) 500円 900円
小人料金 (小学生) 250円 450円
バス時刻表(カリー観光)

片道の所要時間は、約30分です。予約不要で乗車できます。直行便といっても、所要時間は後述の路線バスと比べても 2~8分 ほど短いだけですが、待ち時間等のタイミングがうまく合えば、かなり早くターミナルに到着できます。しかも、東運輸のバス料金よりも少しオトクです(詳細後述)。

空港から港までタクシーで行く場合

空港から港までタクシーで行く場合は、所要時間は 約30分(道が空いていたら20分ちょっと)、料金は約3,000円前後になります。石垣空港 も 離島ターミナル も、タクシーは ほぼ常駐していますので、すぐに乗れます。

友達同士やご家族で移動するようでしたら、1人当たりの料金はそんなに高くなりませんので、便利さ重視でタクシーを選択するのもいいですね。

石垣港から小浜島までのアクセス(高速船)

「石垣港離島フェリーターミナル」と「小浜港」(小浜島)の区間は、高速船が運航されています。

石垣島と小浜島との距離は、そんなに離れていませんので、所要30分ほどで小浜島港へ到着します。”美しすぎる海” を船から眺めていると、あっという間に到着、といった感覚です。

現在は 2社 が運航。本数多い!

高速船は、「安栄観光」と「八重山観光フェリー」の2社が運営していて、石垣島と小浜島の間を各社とも 1日 11往復 しています。つまり、両社合わせると小浜行きの便を 毎日 22回往復 運航していますので、さほど待つこともなく、スムーズに乗船できます。

例えば、朝の時間帯ですと、7:10(安栄)、7:30(八重山)、7:55(安栄)、8:00(八重山)、8:15(安栄)・・・といった感じです。ストレスを感じないほどの運航間隔ですね。

ちなみに、以前は「石垣島ドリーム観光」という会社も運航していましたが、2018年4月より、定期航路事業から撤退しました(周遊・貸切船 等は継続)。

高速船の時刻表・運行状況

天気が良く、波が穏やかな時は、多くの本数が出ていますので、特に時刻表を気にすることなくスムーズに乗船できます。

悪天候の日 や 台風前後の日 などは、「運航状況」をチェックしておくといいですね。ホテルのフロントや、フェリー会社などを通じて、遅延・欠航の有無等、最新情報を入手するといいですね。

共通乗船券制度を導入!

料金や所要時間は「両社とも同じ」なので、石垣港離島フェリーターミナルに到着したら、次の出航時刻が近いほうの船会社の乗船券を購入します。出港15分前までに乗船券を購入しましょう。

なお、安永観光と八重山観光フェリーの2社は、「共通乗船券制度」を導入・採用しています。同一航路でしたら、どちらの船でも乗れます。つまり、早く出航する船に乗船することができるんです。これは大変ベンリですね!

高速船の運賃

大人片道 1,240円 です

高速船(定期船、旅客船、フェリー)の運賃は、大人片道で 1,240円子供の片道料金は630円 です。既述のとおり、共通乗船券制度を導入していますので、安栄・八重山ともに同じ料金です。

往復乗船券は14日間有効!

往復乗船券は、大人 2,380円小人 1,200円 です。大人は通常価格の 100円の値引き、小人は60円引きになります。往復乗船券に付いている「復路(帰り)の 乗船券」は、14日間有効です。日帰りの方はもちろん、宿泊の方でも「あれ?チケット失くしちゃった」とならない自信がある方は、往復券を購入してトクしちゃいましょう!

小学生なら「12歳」でも小人料金

子供料金は、両社とも「小学生」と規定しています。八重山観光フェリーの料金表には「小人料金(6~11歳)」と書いてありますが、同社の Q&A(FAQ)に「小学生のお子様は小人料金、中学生以上で大人料金」と補記しています。12歳になっていても、小学生であれば小人料金でOKです。

なお、幼児(未就学)のお子さんは、大人の膝上に乗って乗船できるようでしたら、両社とも 運賃は無料です。

窓口での乗船券購入価格

種類 片道料金 往復料金
大人料金 (中学生~) 1,240円 2,380円
小人料金 (小学生) 630円 1,200円
障がい者割引 700円 1,400円

ウェブ割引で5%オトク!

また、事前にウェブ予約すると、両社とも「約 5% 割引」の料金でチケットを購入できます(WEB割)。ただし、安永観光のウェブ予約は 翌日以降、八重山観光フェリーは 翌々日以降 の予約に限られます。

「WEB割」適用後の価格

種類 片道料金 往復料金
大人料金 (中学生~) 1,190円
(50円引き)
2,280円
(100円引き)
小人料金 (小学生) 600円
(30円引き)
1,150円
(50円引き)

おまけ:竹富島 ⇔ 小浜島 間の船便あり

なお、少し変則技ですが、八重山観光フェリーが「竹富島 ⇔ 小浜島」間の高速船を 1日1往復 運航しています(小浜⇒竹富 13:50発、 竹富⇒小浜 16:45発)。竹富島行き をミックスしたい場合 などは、この便を思い出してみるといいですね。

ちなみに、以前 小浜島のホテルに数泊していた際に「日帰りの竹富島旅行」を決行したことがあったのですが、この 小浜⇔竹富便 は 往・復ともに「遅めの時間帯」であることから、利用するのを断念し、結局「いったん石垣島を経由して竹富島へ日帰り旅行」したことがありました。

往路と復路の両方でこの便を使うと、竹富島での滞在時間が「2時間ちょっと」と、大変短くなってしまうため、なかなか利用しづらいかと思います。ただし、例えば「復路(竹富⇒小浜、16:45発)だけ利用する」というのであれば、利用の余地はあるかと思います。

旅プランを練る中で、うまく当てはまるようでしたら、検討してみるのもいいですね。