“嵐”のCMで有名になった古宇利島のハートロック&ティーヌ浜を見に行こう!

本島北部

「ハートロック」は、国民的アイドルグループの”嵐”が JALのCM「ニッポンをみつけようきれいな海」編 の撮影を行った場所として、一躍有名になった絶景スポットです。嵐のメンバーが美しい海と白い砂浜に囲まれた風景をバックに、楽しそうに過ごす姿が印象的でした。

本ページでは、古宇利島(こうりじま)にある美しい「ティーヌ浜」と、その浜にある「ハートロック」の魅力について、フカボリしていきたいと思います。見どころ満載です!

ハートロックとは

ハートロックとは、古宇利島 最北部に位置する「ティーヌ浜」にある “大きな二つの岩” のことをいいます。

この岩を重ね合わせてみると、ハート♡の形にります。そのため、「ハートロック」と呼ばれているんですね。嵐のCM効果で、オフシーズンでもたくさんの観光客で賑わっています。

ティーヌ浜までのアクセス

本島からのアクセス

ティーヌ浜がある 古宇利島 は、南側の 屋我地島(やがじしま)と「古宇利大橋」でつながっていて、また 屋我地島は「複数の橋」で沖縄本島とつながっていますので、気軽に車(レンタカー)で行くことが可能です。

「複数の橋」のひとつ目は、屋我地島&奥武島(いずれも名護市に属する)と名護市との間に架かる「屋我地大橋(やがじ おおはし)& 奥武橋(おうばし)」です。もうひとつは、屋我地島と今帰仁村(なきじんそん)とを結ぶ「ワルミ大橋」です。

このため、2方向(名護市&今帰仁村)からアクセスできます。ちなみに、古宇利島は 今帰仁村に属しています。古宇利の島民は、屋我地島 経由で(古宇利大橋とワルミ大橋を使って)今帰仁村役場などへ行っています。

古宇利大橋からのアクセス

ティーヌ浜は、古宇利島の最北部に位置しています。古宇利島は、丸い形をしていて、ティーヌ浜へは「東回り」か「西回り」の道路を通ってアクセスできます。古宇利大橋を渡って約4㎞、島の入口から車で7~8分ほど走ると到着します。

東回りの道路の途中には「古宇利オーシャンタワー」がありますので、ここへ行った後にそのまま島東部の道路を通ってティーヌ浜へ行かれる方が多いようです。また、道路脇などには、小さな案内看板もありますので、ほぼ迷うことなく行けます。

駐車場は 数カ所あり

ティーヌ浜の周辺には、民間の駐車場が数カ所あります。駐車場により、100円~300円と 金額に幅があります。浜から遠いほど、駐車料金は安くなります。

ちなみに、私は “100円” の「渡海原駐車場」さんに駐車しました。地図上で見ると 浜から若干離れた位置にあるものの、実際に歩いてみると 遠いとは感じませんでした。駐車場も広くて停めやすかったです。

渡海原駐車場には、サンダルの無料貸し出しや、足の洗い場(無料)がありました。ありがたいですね。また、同駐車場付設の 売店・カフェ で「お買い物や飲食」をされる場合は、駐車料金が無料になります(…と書いてありましたが、ハイシーズン等、季節によって異なる場合があるかもしれませんので、直接ご確認ください)。ダブルで嬉しいですね!

駐車場からティーヌ浜までの道のり

浜に行くまでは、舗装されていない「草むらの間の細い道」を歩いていきます。途中は “登り坂” や “急な下り坂” などの坂道があります。特に、浜に降りる直前あたりの道は、足場が非常に悪く、大変滑りやすいので、少し注意が必要です。

ヒールのある靴👠などで歩くと、かなり危険です。できれば、滑り止め効果のある クロックス🐊 のような靴や、普通の運動靴👟 で行かれた方が安全です。ちなみに、何人か “ズルッ!” と滑っている方を見かけました。見ている自分も、一瞬ヒヤッとしました。気を付けましょう。

浜に降りてからは、サラサラな砂のため、足がズブズブと埋もれやすくなります。運動靴👟ですと、靴の中に 思いっきり砂が入り込んできます。このため、砂浜にたどり着いてからは、ビーチサンダル等に履き替えた方がいいかもしれません。

岩を見るポイントは

ティーヌ浜に着くと、二つの岩が見えてきます。「ハートロック」と呼ばれている岩です。前後に並ぶ岩を重なり合わせて見ると、ハート♡の形になる場所があります。

後ろの岩だけでも、充分ハートの形に見えますが、手前の岩を重ねると より一層 ハートの形 になります。ご自身のアングルで「一番かわいいハートの形」の場所を探してみて下さいね。

そして、青い空と美しい海とハートロックをバックに、写真を撮ってみましょう。夕空の撮影も最高です。SNS映え間違いなし!ちなみに、下の写真は、夕空の下で撮影しました。

オススメ時間帯~その1 干潮時

私のおすすめしたい時間帯は、「干潮時」です。上の写真のように、ハートロックの目の前まで歩いて行くことができて、実際に岩を触ることもできます。満潮時ですと、「沖合に浮かぶハート岩」となってしまい、触りたくても触れません。

また、地元の方に教えてもらった情報によると、干潮時に浜辺の右側(東側)へ行くと、岩と岩の間から「逆ハート」(ハートをひっくり返したような隙間)を見ることもできます。満潮時は、(水面が上がって)逆ハートになる部分を隠してしまうので、干潮時でないと、逆ハートを見られません。もし干潮時に行かれた場合は、是非「逆ハート」を探してみてください。

干潮時のメリットは他にもあります。岩のくぼみに小魚やヒトデなど、海の生き物がたくさんいますので、それらを観察することができる点です。子供たちは、岩を見るより魚たちを見て楽しんでいました。ただし、気軽に生き物に触らないよう、注意してください(理由は後述しました)。

ハートロックに行くことが決まったら、今日の干潮時は何時なのか、事前に調べていくことをオススメします(後述)。

満潮と干潮は1日2回ずつあります。6時間おきに満潮と干潮を繰り返していて、12時間ごとに干潮タイム(あるいは満潮タイム)が訪れます。例えば、片方の干潮時刻が真夜中(例:午前3時)なら、もう片方の干潮は「午後の時間帯」(例:午後3時)になります。

干潮時刻前後1時間くらいの間は、観察・鑑賞するのにベストな時間帯になります(前述の例なら、午後2時~4時くらいがベスト)。以下に気象庁の潮位表をリンクしましたので、参考にしてみてください。

参考リンク:気象庁 | 潮汐・海面水位のデータ 潮位表 沖縄

オススメ時間帯~その2 夕方

夕方に行くと、人が少しだけ少なくなるため、写真が写しやすいです。昼間は、人がかなり多くて、いい写真がとれにくいかもしれません。

… と、そんなことを言う私自身も、他の人から見れば「ジャマな被写体」になりますので、決してエラそうなことは言えませんね(笑)。

夕方のメリットは、もうひとつあります。「ティーヌ浜から見るサンセットがとっても美しい」という点です。昼間は 青い空が広がっていて、それはそれで大変キレイなのですが、「夕日に染まったオレンジ色の空」をバックに眺めるハートロックも サイコーです。

危険生物もいます。特にお子さん注意!

岩のくぼみには、カワイイ生き物たちがたくさんいます。見るだけならOKなのですが、危険生物もいますので、触らないようにしましょう。

ウニのように見える生きものは、ガンガゼの可能性が高いです(私が見たのはガンガゼでした)。ガンガゼは、ウニの仲間ではあるのですが、長い棘(とげ)にがあり、しかも折れやすくて、刺さったらなかなか抜けない構造になっている、オソロシイ生き物です。もし実際に刺さったら、景色どころの話じゃなくなってしまいます。

また、岩のくぼみの中にハブクラゲが入り込んでいることもあります。ハブクラゲは、猛毒を持っていて、意識障害・呼吸困難を引き起こしたり、中には死亡例もあるほどの危険生物ですので、絶対に触らないようにしてください。

特に、お子さんたちは好奇心が旺盛ですので、触りたくなる衝動に駆られるかもしれません。お子さんの行動から 目を離さないようにしてあげてください。

専用のグローブ(手袋)を装着して … と言いたいところですが、手袋以外の場所を刺される危険性もありますので、グローブをしていてもリスクは残ります(おすすめできません)。ご注意ください。

泳ぐのには向いていません

ティーヌ浜は、海の透明度が高く、浜の砂もサラサラでフカフカしていますので、思わず泳ぎたくなりそうな気もしてきますが、… 結論から申しますと、泳ぐのには向いていません。

理由は、浅瀬の部分(水底)の岩がゴツゴツしている箇所が多く ケガのリスクがあること、既述のとおり ガンガゼなどの危険生物もいること、クラゲ防護ネットもないこと、そして監視員(ライフガード)もいないこと … などです。あくまでも観賞用の浜ですね。

ハートロック(ティーヌ浜)基本情報

住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利

駐車場:あり(有料)

トイレ:あり(駐車場エリア。浜にはありません)

地図:下のGoogle地図をご覧ください

滞在時間の目安:30分~1時間程度(浜遊びに夢中になると、もう少し時間がかかるかも)

注意事項:足元注意、海の生き物に注意