宮古島・与那覇前浜ビーチは東洋一の美しさ!見どころ、行き方、駐車場などを解説

宮古島・宮古諸島

宮古島で一番美しいビーチと言われているのは、同島南西端に位置する「与那覇前浜」(よなは まえはま)です。最近では「前浜ビーチ」と呼ばれることも多くなっています。

本ページでは、その美しさ、魅力、見どころ情報に加え、駐車場やトイレなどの設備情報、行き方(アクセス)についてもご紹介します。

砂浜の白さ&海の透明度はバツグン!

表題にも書きましたように、前浜ビーチは、沖縄一、いや東洋一の美しさを誇るともいわれています。

海が大好きなワタシとしては、色んなタイプのビーチ・海水浴場・海岸 に魅力を感じていますので、「1位」という限定的な表現は、正直なところ、あまり使いたくないです。

… のですが、それでも「東洋に百ヵ所くらいある “1位クラスのビーチ集団” の仲間に入っていることは間違いない!」と自信を持って お伝えできるほどの美しさです。

東洋(ここではアジアに限定しますが)には、モルディブ、エルニド(フィリピン)、シミラン諸島(タイ)、はての浜(沖縄・久米島)、川平湾(沖縄・石垣島)、渡嘉敷島など、海の透明度が高くて、白砂がまぶしい絶景ビーチがあります。

宮古島にも最高クラスのビーチは幾つもあります。特に、与那覇前浜(前浜ビーチ)は、これらの オリエンタル・ビーチ(アジアン・ビーチ)に匹敵するほどの美しさがあると思います。ビーチ前に立った時の「解放感」と「透明感」は、サイコーです!

海の透明度が極めて高い理由はコレ!

与那覇前浜(よなは まえはま)をはじめとする宮古島の各ビーチの透明度が高いのには、明確な理由があります。

まず、宮古島には、大きな山も川もありませんので、海に「川の土砂」が流れ込みません。川の土砂は 水が濁る原因 にもなりますが、これが無いことが透明度を維持するプラス要因のひとつになっています(透明度アップの理由 その①)

また、川の土砂が流れ込まないと、珊瑚(サンゴ)も育ちやすくなります。珊瑚は、海中の二酸化炭素を吸収して光合成を行い、酸素とミネラルを放出します。これによって、海水が浄化されますので、珊瑚が多ければ多いほど、海の透明度が 一層 増します(透明度アップの理由 その②)

そして、その珊瑚は、石灰質でできていますので、死んだ後はその石灰質が砕けて白砂になります。この白砂が太陽の光に反射して 海中を明るく照らします(透明度アップの理由 その③)

「太陽の光の反射」&「白色」が海の透明度に影響を与える点については、「夜の海が真っ暗」「夕方の海が紺色に見える」「スキー場の雪(白色)がまぶしすぎて、目が痛い」ことなどを考えると、すぐに理解・納得できるかと思います。白砂に覆われていれば、海中は明るくなりますので、透明度は増します。

これらの要素(理由 ①~③)がうまく重なって、与那覇前浜(前浜ビーチ)の透明度が非常に高くなっている、ということです。

浜辺には、”パウダー状” といってもいいくらいのきめ細かい「真っ白な砂」が一面に広がっています。海の中もこの “まばゆいばかりの白砂” で覆いつくされています。

与那覇前浜(前浜ビーチ)は、波に揺らめく光の紋様がとてもキレイです。「透明な海」「水色の海」とは、まさにこういう海のことを言うんだな ということを、改めて実感します。

ビーチの長さもスゴイ

ビーチの長さは全長 7km もあります。こんなにキレイな浜が延々と広がっています。「端から端まで歩きたくても、疲れて歩けない」くらいの長さです。

駐車場が2ヵ所あり、その付近は観光客が沢山いるのですが、北側の浜辺まで少し足を運んでみると、観光客がまばらになりますので「景色を独り占め」したような気分を味わえます。

来間大橋のたもとから海岸を北上すると、「宮古島東急ホテル」のビーチエリアに達しますので、ホテルの宿泊客とすれ違い、少しにぎやかな感じになります。そのまま「ホテル前のビーチ」を通り過ぎて更に北上すると(ホテル境界線にある “防波堤” を越えて更に進むと)、再び静かな浜に戻ります。お時間がある方は、一度試して 歩いてみるといいですね。

浜から見る来間島もキレイ

前浜のビーチに立つと、向かいに来間島(くりまじま)がどっしりと身を構えていて、島をつなぐ来間大橋(くりまおおはし)が 架かっているのも見えます。これらの景色がアクセントとなって、単調になりがちな海の景観を、飽きることのない風景に変えてくれています。

来間島の周りは緑の木々(防風林など)に覆われています。その森の緑色が、空の青、雲の白、海のエメラルドグリーンと見事にマッチしています。

一直線に伸びる来間大橋の景色は 爽快

来間大橋(くりま おおはし)は、全長 1690m の長い橋で、1995年(平成7年)に完成しました。与那覇(よなは)と来間(くりま)との間を一直線に結んでいます。

実際に来間大橋を渡ってみると、その「”一直線” な感じ」をを体感できます。沖縄本島北部の「古宇利大橋」も綺麗な景観スポットとして有名ですが、この来間大橋から眺める景色もサイコーです。橋の脇に 歩道 もありますので、お時間のある方は 少し散歩してみるのもいいですね。

余談ですが、この大橋を実際にドライブしてみると、そのまっすぐな感じが 爽快感に溢れていて、「日々の些細な悩み!?」を吹き飛ばしてくれるような気分に浸れます。また、アップ&ダウンの箇所を通り越すと、何だかスーッとした気分になります(個人的な感想です)

無料のトイレ・シャワー・駐車場あり

こんなに綺麗な景色なので、実際に行ってみたいとお思いになる方もいらっしゃるかと思います。ビーチには、無料駐車場がありますので、レンタカーで気軽にアクセスできます。

駐車場は「与那覇前浜港」側と「ビーチの中央付近」(レストランの横)の2ヵ所があります。また、両駐車場の脇に無料の公衆トイレ&冷水シャワー施設(2ヵ所)があります。

宮古島には海水浴場がない?

ビーチは、既述のとおり、遠浅の砂地が広がっています。サンゴ礁(魚の住み家)は、もう少し沖の方まで行かないとないので、シュノーケリングしてもお魚はあまりいません。

とはいえ、「お魚を見たい」という理由で、沖の方へ行くのは絶対にやめましょう。沖の方は潮の流れが強まる場所もあり、危険です。

東急リゾート管理下の海水浴場(前浜ビーチの北側エリア)にはライフガードがいますが、あくまでも宿泊客・利用客のためであり、それ以外の(市が管理する)場所には ライフガードやライフセーバーがいません。なにかあったら、全てご自身の責任になります。ご注意ください。

宮古島市役所のホームページには、「宮古島市には ..(中略).. 海岸が数多くありますが、それらの海岸は、海水浴場ではありません。よって、水難事故は、すべて利用者の責任となります。」と書かれています(参考:同市のビーチ紹介ページ – 最下段

これが同市のスタンスのようです。「じゃあ、なんでシャワーがあるの?」(与那覇前浜ビーチには2カ所あり)と聞き返したくもなりますが、これは「足洗い場」という意味なのかもしれませんね…💦。

確かに、これらの海には、防護ネットブイも設置していないワケですから、市にそのように言い切られたら、法的に争っても ちょっと勝ち目はなさそうです。なんだか腑に落ちませんが。とにかく、ご注意ください。安全が確保できる範囲内で楽しみましょう!

付近にレストランや食堂もあります

ビーチの中央付近に、「マイパマエスカーサ」(MIPAMA ES SU CASA)という名前のレストラン兼売店があります。以前あった「ウインディまいばま」というお店がリニューアルされたものです。

レストラン&カフェ、バーベキュー施設のほかに、服・帽子・サンダルのグッズを揃えたショップもあります。トゥクトゥク(タイ製の三輪自動車)のレンタルも行っています。

また、前浜漁港の近くには「蜃気楼」という名前の食堂があります。ボリューム満点の宮古そば、野菜そば、かつ丼、ゴーヤチャンプルーなど、ボリューム感満点のメニューがあります。

その他にも、少し車で走れば、お店はたくさんあります。宮古そばを提供するお店や、洋風メニューを出すお店など、色々あります。お好みのお店を見つけられるといいですね。

関連リンク

前浜ビーチへの行き方(アクセス)

宮古空港からのアクセス

「宮古空港」から行く場合、空港出口を右折(県道243号線)して、「空港南」(国道390号と交わる交差点)を左折、そのまま道なりに進んでいきます。

しばらく進むと「与那覇前浜ビーチ ↑ 2km 」の道路標識が出てきますので、引き続き道なりに進んで行くと到着します。公共駐車場は、その道路脇にもあります。距離は 約7km 、所要時間は 約10分 です。

下地島空港からのアクセス

2019年に開港した「下地島空港」(みやこ下地島空港)から行く場合は、県道90号線と204号線などを通って下地島&伊良部島を通過、伊良部大橋(252号線)を渡って宮古島に入ります。そのまま直進して「久貝(北)」交差点を右折し、国道390号線に入ります。

その後は、宮古空港からの行き方と同じで、しばらくすると「与那覇前浜ビーチ ↑ 2km 」の道路標識が出てきますので、そのまま直進していくと到着します。距離は 約22km 、所要時間は 約35分 です。